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韓国映画『TUBE -チューブ-』感想

4.0
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TUBE -チューブ- あらすじ

韓国の金浦国際空港で政府の要人が狙撃され、犯人一味と警察が銃撃戦となる。駆けつけたチャン刑事は犯人の中に、元国家機密諜報員・ギテクがいることを知る。チャンとギテクは因縁の関係にあり、またギテクは政府に並々ならぬ恨みを抱いていた。

TUBE -チューブ- 感想

韓国型ブロックバスター、『スピード』や『ダイハード』を彷彿。

悪のクロニクルのペク・ウナク監督作品。シュリの助監督出身である。

チューブはイギリスで言うところの地下鉄。
この映画製作時はまだ全面扉できていなかったのね。

主演のキム・ソックンは初めて見た気がするが、男たちの挽歌のチョウ・ユンファに雰囲気が似ている。

冷徹な悪役パク・サンミンがとにかくかっこいい。
ちょっと香港映画ぽかったり、マトリックスみたいなシーンもあったぞ?

古い映画だからなのか、効果なのかわからないが、色あせた70年代の写真のような雰囲気が良い。

金浦空港や地下鉄を大掛かりに使ったロケはかなり圧巻。
公開年が2003年、ハリウッドに比べれば落ちるのは仕方ないが、やろうとしていたスケール感は伝わってきた。

データがSONYのメモリースティックなのが味わい深い。

若干主人公間の人間ドラマの描写が浅く感情移入がどっぷりとは行かなかったが、これだけのレベルの映画が実現できたのはすごい。

ラストは韓国らしい切なさ。

あまり有名ではないのが不思議なくらい、迫力のある映画でおすすめ。

TUBE -チューブ- 映画情報

公開年:2003年
上映時間:118分
原題:튜브(チューブ)
監督:ペク・ウナク

TUBE -チューブ- キャスト

キム・ソックン:チャン・ドジュン、刑事
ペ・ドゥナ:ソン・インギョン
パク・サンミン:カン・ギテク、元国家情報部秘密要員 
ソン・ビョンホ:クォン中央統制室長
イム・ヒョンシク:刑事班長
クォン・オジュン:不良、スリ
ソン・ヨンテ:ソン・イルグォン、前総理
チョン・ジュン:線路担当統制室職員、新婚
ポン・テギュ:高校生
キ・ジュボン:中部警察署長