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韓国映画『ハウスメイド』感想 初心者のころはよくわからなかったけど、色々掘り下げると味わいが増す

2.5
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ハウスメイド (字幕版)

ハウスメイド あらすじ

上流階級の邸宅で、メイドとして働くことになったウニ(チョン・ドヨン)。家事全般だけでなく、双子を妊娠中の妻ヘラ(ソウ)と6歳になる娘ナミ(アン・ソヒョン)の世話が彼女の仕事だった。

ベテランメイドであるビョンシク(ユン・ヨジョン)の厳しい指導のもと、ウニは明るい笑顔を絶やさず、一所懸命に働く。

主人のフン(イ・ジョンジェ)に体を求められたウニは、欲望に素直に従い、関係をもってしまう。やがて妊娠をしてしまったウニ、気づいたビョンシシクが、妻の母親に密告する。

キム・ギヨン監督の1960年の作品『下女』のリメイク

ハウスメイドの感想

「うーん、、」というのが正直なところ。

各所のレビューを見ていると、かなり評判は芳しくなかったが、この映画を見た当時『お嬢さん(アガシ)』がカンヌ映画祭受賞で話題になっていた。

アガシは未見だが、この映画も官能サスペンスということで、同じ雰囲気が味わえるかもと思い見てみた。

なんといっても、これから復習がはじまるといったところでの衝撃のラスト。
そしてよくわからないしめくくりがシュールで、期待を裏切る形で印象に残る作品となった。

好きではないところをつっこむのはやめておいて、良かったところだけ挙げておこう。

子役のナミ、(ドリームハイ、ヘミの妹)が良かった。
この作品のふんいきにピッタリの、不気味で可愛いキャラクターにぴったり。

古株メイドのビョンシク(ユン・ヨジョン)はさすがの貫禄、敵なのか味方なのか、最後までわからなかった。

ヘラ(ソウ)のキャラクターもこの作品にぴったり、自分はソウはとても好きな女優なのでアダルトな体当たり演技も良かった。

そして、全般的に映像がとても美しい、退廃的な光景や色の演出のおかげで、最後まで見たいという気にさせてもらえたといっても過言ではない。

ある意味面白い作品ではあった。それほどエロくもグロくもない。
後味は悪いけれど、特に引きずることはない。

母なる証明を超えたとかかれている紹介文もあるが、全然超えてない。
人におすすめできるものではないが、変な映画をたくさん見たい物好きにはおすすめ。

ハウスメイド 映画情報

公開年:2010年
上映時間:106分
原題:하녀(下女)
監督:イム・サンス

ハウスメイド キャスト

チョン・ドヨン:イ・ウニ、ハウスメイド
イ・ジョンジェ:コ・フン、主人
ユン・ヨジョン:チョ・ピョンシク、ハウスメイド
ソウ:ヘラ、妻
パク・チヨン:ヘラの母
アン・ソヒョン:コ・ナミ、ヘラとフンの娘
ファン・ジョンミン(女):ウニの友達
ムン・ソリ:医師