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韓国映画『虐待の証明』感想

4.5
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虐待の証明(字幕版)

実話をもとにした児童虐待のお話。

ハン・ジミンがすっかりやさぐれきった女を演じる。
清純派女優のイメージがずっとあったが、ドラマ『知ってるワイフ』でも疲れ切った主婦を演じていたし
年齢とともにどんな役でも本当にサマになっている。大好きだ。

この映画の原題は、ミス・ペク。
日本ではタイトルもそうだし、ポスターも血のりをフォトショプで加えるなど、ショッキングさをあおって広報しないと客が入らないんだな~としみじみ思う。

韓国版のポスター

 

最近見ている映画は、心の準備が必要そう・・・と思いつつも以外に見やすかったり、コメディっぽかったりしたものが多かったのだが
この映画はばりばり心の準備必要系だった。そう、トガニ同様。

何がつらいってこれが実話をもとにしているということもそうだが、
日本でも本当にこういう事件が後を絶たないということだ。

事件になって表面化しているものなど、ごくごく氷山の一角だろう。

虐待されてる子供、ジウン(キム・シア)の義理の母親役、自分は初めて見た女優だがクォン・ソヒョンが本当に胸糞悪い女で(演技すばらしい)
表向きは人が良さそうなので児童相談所や警察には信頼されているというのが、本当に本当に現実にありそうでいたたまれない。

だってそうだもんな、、
実際問題、外からだと見分けがつかないよ。体に残る傷とかでもない限り、、
子供自身も虐待を隠してしまうものだし、、

最後はちょっと女子プロレスみたいになっていたが、(悪いといっているのではないけれど)
この映画自体の後味は悪くない。

が、現実がずっしりとのしかかる。

おすすめかどうか?うーん、楽しい気分には絶対にならないが
どんな人にも見てほしいとは思う作品である。(R-15)

ああ、やりきれない