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韓国映画『国選弁護人ユン・ジンウォン』感想 – おすすめ

4.5
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国選弁護人ユン・ジンウォン(字幕版)

国選弁護人ユン・ジンウォンのあらすじ

再開発地区の強制撤去現場で暴動が起き、警官と少年が死亡した。現場に立 てこもりを続けていた住民の一人パク・ジェホ(イ・ギョンヨン)が警官殺しの犯人として逮捕される。

ジェホは「息子は警官に殺された。自分は息子を守ろうとしただけだ。」と主張していたが、その言葉に 耳を貸す者はいなかった。

国選弁護人としてジェホの担当になったのは、コネも学歴もなく経験も乏しい三流弁護士ユン・ジンウォン(ユン・ゲ サン)。

彼も初めはジェホの言葉を疑っていたが、事件の概要を調べると、捜査記録には幾つかのおかしな点があることに気づくが…。

国選弁護人ユン・ジンウォンの感想

派手さはないが考え入ってしまう良作。

安定のユ・ヘジン、彼が出るホッとする。

悪役じゃないイ・ギョンヨンも珍しい、いや?悪役か?

主演はユン・ゲサン、『犯罪都市』とは全く違う正義を演じる。

緑色のフィルターがかった画面が綺麗。郷愁を誘う。

新しき世界のテーマに似た雰囲気の音楽が良かった。

この映画の原題は『少数意見』、その意味を考えてしまう。
マスコミは少数意見を大きな意見にする、それには効力もあるがデメリットもある。

記者も弁護士も「自分の仕事をしただけ」

この映画で悪者になるのは一人だけ、(キム・ウィソンさすが)大きな敵は倒せないのか。

2009年の龍山事件をモチーフにしているという。韓国映画は国家にケンカを売る映画を作ってすぐに発表するフットワークの良さがある。
これを「韓国は怖い」で済ませず、日本も同様のことがありながらももみ消されているかもしれないことを想像して恐ろしくなる。

アシュラでドギョンの奥さんを演じたオ・ヨナがアナウンサーのようにきれいな発音だった。

そして声の良いオム・テグも出演していた。

とにかくキャスティングの面々が良いので、一見退屈そうな場面も楽しく見れた。

弁護人のほうが評価が高いのだが、自分はこの映画のほうがより身近に感じられた。映画の優劣ではなく。

終わりがむなしい、正義は少数意見なのだろうか?

国選弁護人ユン・ジンウォン 映画情報

公開年:2013年
上映時間:126分
原題:소수의견(少数意見)
監督:キム・ソンジェ

国選弁護人ユン・ジンウォン キャスト

ユン・ゲサン:ユン・ジンウォン、弁護士
ユ・ヘジン:チャン・デソク、弁護士
キム・オクピン:コン・スギョン、記者
イ・ギョンヨン:パク・ジェホ、撤去民
キム・ウィソン:ホン・ジェドク、検事
オ・ヨナ:ユ・イナ、検事
キム・ジョンス:チョ・グファン、JCセキュリティー 代表
キム・ヒョンジョン:キム・スマン、撤去ヤクザ、くちばし
オム・テグ:イ・スンジュン、警官、暴行致死事件の被告人
チェ・スハン:パク・シヌ、パク・ジェホの息子
クォン・ヘヒョ:国民参与裁判 判事
チャン・グァン:キム・ヒテクの父、シナ鋳物
パク・チョルミン:キム・ジュンベ判事