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韓国映画『ノーボーイズ,ノークライ』感想 – 妻夫木聡&ハ・ジョンウ、日韓スターの共演の結果は・・・

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ノーボーイズ,ノークライ

ノーボーイズ,ノークライ あらすじ

子供の頃、母親に捨てられたヒョング(ハ・ジョンウ)は、親代わりのマフィアのボス、ボギョンおじさんに頼まれ、おじさんの親戚の青年・亨(妻夫木聡)とともに、オンボロのボートで韓国から日本へ密輸品を運ぶ手伝いをしていた。

キム・ヨンナム監督、渡辺あや脚本による、日韓合作作品。韓国でのタイトルは「ボート」

ノーボーイズ,ノークライ 感想

なんだか雑多なことが詰め込まれすぎて、まとまりがなくよくわからない話。

映画の最初は、旅情感あふれる韓国映画らしい美しい立ち上がり。

ところが、海から貞子のような謎の女が現れ一気にホラーに。

そうかと思えば、おじさんの金を持ち逃げした、裏切り者の娘を運ぶサスペンスな展開。

なかなか込み入っていて面白い、とひきつけられ始めたら、いっきにダラダラしたホームドラマ的展開に。

肝心なチスの親探しも全く丁寧に描かれていないし、最後のオチもなんだろうこれ。

妻夫木聡の亨は好青年にしかみえないし、何より日本人脇役陣の芝居がいただけなさすぎる。”演技”に気が散って作品に感情移入できなかった。

カラオケシーンにあんなに時間を割くなら、もう少し肝心なところを丁寧に描写してほしかった。

日本に舞台がうつってから急速に失速した感じ。様々な要素がちゃんと回収されていなくてすっきりしない。

なんかいろいろやりたいことをぜんぶやってみた、といった感じのまとまりのない残念な作品だった。

これに比べたら、最近みた韓国映画「あぶない奴ら~TWO GUYS~」は、娯楽に徹して完結するまできっちり楽しめたし、「オールド・ボーイ」が全く無駄のない優れた作品だということがわかる。

自分のように見る目がない人間には、いい映画というのはどういうのか改めて認識できた反面教師的な作品となった。

ノーボーイズ,ノークライ 映画情報

公開年:2009年
上映時間:115分
原題:보트(ボート)
監督:キム・ヨンナム

ノーボーイズ,ノークライ キャスト

妻夫木聡:亨(とおる)
ハ・ジョンウ:ヒョング
チャ・スヨン:チス
徳永えり:奈美
イ・デヨン:ポギョン
貫地谷しほり:敦子
キム・ブソン:キムチ叔母さん
チョン・インギ:サンギョン
柄本佑:隆司
あがた森魚:雑貨店店主