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韓国映画『ワンライン/5人の詐欺師たち』感想 – イム・シワンの演技力、先が読めない展開でこれはおすすめ

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ワンライン/5人の詐欺師たち(字幕版)

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ワンライン/5人の詐欺師たち あらすじ

平凡な三流大学の学生、ミンジェ(イム・シワン)は、明晰な頭脳と爽やかなルックスを生かして詐欺師の道へ踏み込んだ。

「人助け」がモットーの銀行ローン専門詐欺師、チャン課長(チン・グ)に見いだされ、華麗に金を回収していくが、暴力にモノをいわせるタイプのカン室長(パク・ビョンウン)は気に入らない。

警察は取り締まりに消極的で、チョン刑事(アン・セハ)だけが執拗に事件を追っていた…。

ワンライン/5人の詐欺師たち 感想

昨日見た『技術者たち』よりもだいぶ面白かった。
若干冗長な点があるが、格差社会の解決法をテーマにしているのがはっきりしていた。

イム・シワンの可愛さも見どころ。
彼の作品をいくつか(太陽を抱く月ミセン名も無き野良犬の輪舞)見ているが、どれも見ごたえのあるいい作品で、作品に恵まれているのか、彼の演技力が良いのか、その両方かと思うが、アイドルに興味のない自分もシワンには「信じてみる俳優」的な好印象を持っている。

絵面もBGMもセンスがある(と、感じた)

お札が古いので2005年以前を舞台にしていると思ったら、ちょうど紙幣が切り替わる頃の話だった。

自分の家族が昔テコンドーをやっていて、釜山に修行にいったのだが、その頃のお札がこれだった。
家に余っていた紙幣をもって韓国に行ったら、お札が変わっていたので使えるかどうか不安になったものだ(問題なく使えた)

ミン代理(シワン)が、結局勝つストーリーではあるだろうなという予測だけはできたものの、どういう展開になるかが全く予測できなかったので楽しく見ることができた。

途中ちょっとだれたか、丁寧に描きすぎなところと、説明が足りないと感じる所がでてきて少し集中力を欠いた。

カーチェイスや追いかけっこよりも、仲間たちの心理描写、どうして仲間になるのか、寝返ったのかなどの描写がもう少し欲しかった。

印象的だったセリフは

最初は1億ウォンあれば十分と思った
でも車を買えば終わり
10憶ウォンならと思ったが、マンション買えば終わり。
100憶でも、明洞でビルを買ったら終わり。。。

・・・お金を消費に使っていては、いつまでたってもお金は足りないままということか。

富を得ている人たちを富ませて終わる。

ラストシーンはその解消法を象徴する終わり方、正しいお金の使い方とは何か?

自分が生きるために他人を不幸に陥れているのではないか、仕事とは?と考えさせられる一作だった。

ワンライン/5人の詐欺師たち 映画情報

公開年:2016年
上映時間;132分
原題:원라인(ワンライン)
監督:ヤン・キョンモ

ワンライン/5人の詐欺師たち キャスト

イム・シワン:イ・ミンジェ、大学生、ミン代理
チン・グ:チャン課長
パク・ピョンウン:カン室長
イ・ドンフィ:ソン次長
キム・ソニョン:ホン代理
アン・セハ:チョン刑事
パク・チョンファン:ギテ、元ヤクザ
キム・ホンパ:金融監督院ペク理事
パク・ユファン:ヒョクチン、ミンジェの友達、模写の天才
ワン・ジウォン:ヘソン。ミンジェの女友達
チョ・ウジン:ウォン検事
イ・イルファ:ミンジェの母