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韓国映画『追憶に抱かれて』感想

3.0
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追憶に抱かれて(字幕版)

追憶に抱かれて あらすじ

40歳になった

40歳になったミナ(イ・テラン)は、娘の留学先であるイタリア旅行にきている。

年齢を気にしていたが、娘に「二度目の二十歳」と言われ少し気分が良くなる。

20歳の頃に付き合って別れた元恋人のミング(キム・スンウ)と偶然飛行機で一緒になる。

最初は無視したミナだったが、二人は再会し、1週間だけの旅をすることに…。

追憶に抱かれて 感想

素敵、、、なのかな?
韓国版『冷静と情熱のあいだ』なんだって、未見

ほとんどイタリアを舞台にしたお話。

パク・フンシク監督というと、愛を歌う花の監督もいるが、別人である。

主演のミナを演じたイ・テランは初見の女優。
ミナの娘役は医心伝心のマッケだ、ずいぶん雰囲気が違うが綺麗だ。

キム・スンウは天軍で北朝鮮の将校をやったベテラン。
映画監督と言う役で、訳されてないけどNHKのドキュメンタリーを撮ったと言っていた。

この二人、互いに結婚していて、1週間だけの不倫旅行というわけだ。

カラバッジョとかレンブラントとか、やたらと蘊蓄をたれながらセ〇クスの話をする。
ときどき違和感あるコミカルなBGMが流れて、ここはほのぼのするところだよ、と指図されてるような気分になることがあった。

知識があれば無名でも使ってもらえるかと思ってとミングは言っていたが、ミナも眼科医なのにやたらと造詣が深い。
二人の知識マウント合戦みたいになっている。
ルネサンス絵画などに興味ある人には面白いと思う、自分はその部分は楽しめた。

私事だが自分はイタリアを含めたヨーロッパへ美術研修に行ったことがある。
特に思い出深いのはフィレンツェで、ウフィツィ美術科付近の風景は鮮明に覚えてる。

ひまわりの曲のギターは良かった、自分はギター弾きを見た記憶はないけれど。

この映画は、大人向けで、見る人が昔の恋を思い出して共感を呼び起こすように作ったのだと思うが
いかんせん、二人ともリッチな成功者なので、なかなか平民には感情移入しづらい。

赤の他人のおじさんおばさんの会話をじーっと観察させられてる感じだ。
綺麗なイタリアの風景をバックにヤルとか、、ドン引き。

ホンサンス映画の会話は退屈せずずっと見て居られるのに、会話が長いなあと思ってしまうのは没入できてない証拠。
シナリオスクールでこういう台本書いたら「台詞だけで進行させない」って添削されそうだ。

仁川で別れて終わりにしようというロマンチックな設定なのに、空港の別れのシーンがないなど、ちょっと変わっている気がする、狙いだと思うが。
逆にレーシックのシーンはなんで必要なのかなと考えてしまった。

息子の送迎シーンが重要なので、あえて韓国のシーンをもってきたのかな。
本当の障碍者の子なのかなと思ったら、戦場のメロディなどのチョン・ジュノン。
恐るべき演技力だった。

子供には何も楽しくないと思うが、大人は何か感じる部分はあると思う。

追憶に抱かれて 映画情報

公開年:2016年
上映時間:116分
原題;두번째 스물(二度目の二十歳)
監督:パク・フンシク(1962年生)

追憶に抱かれて キャスト

イ・テラン:カン・ミナ、眼科医
キム・スンウ:カン・ミング、映画監督
ムン・ガヨン:スミ、ミナの娘
チョン・ジュノン:ハンビッ、ミングの息子
イ・ドヨン:ハンビョル、ミングの娘