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韓国映画『愛を歌う花』感想 – 闇落ちするハン・ヒョジュ、チョン・ウヒの歌声も聴けておすすめ

4.5
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愛を歌う花(字幕版)

愛を歌う花 あらすじ

時は1943年、京城唯一の妓生養成学校。ずば抜けた美貌と歌唱力のソユル(ハン・ヒョジュ)と、ヨニ(チョン・ウヒ)は幼いころから親友同士。

ソユルは作曲家ユヌと両想いの仲だったが、ある日、ヨニを紹介したところ天性の歌声に才能を見出され、歌手としてデビューすることになった。

恋人も人々の賞賛も奪われたソユルはやがて嫉妬の炎を燃やす…。

愛を歌う花 感想

悪くても美しいハン・ヒョジュを堪能

ストーリーは少女漫画レベル。三角関係の略奪愛。
自分のほうが格調高い伝統芸能に才能があるのに、知らず知らず下に見てた親友に大衆歌謡の才能があり、彼氏も奪われてしまう。

嫉妬に燃えるハン・ヒョジュ演じるソユルに共感できる。

何しろ悪いのはユ・ヨンソク演じるユヌに間違いない。

パクソンウン演じる平田はソユルの言うことを聞いてあげてなかなか情のある役ではないかと思う。
この時代を描くと反日映画と見られがちだが、太平洋戦争を描く日本映画がアメリカを悪く描かないとおかしいように、戦争時だったのだから仕方ないではないか。

清廉なイメージの強いハン・ヒョジュがそのイメージに合わない意地悪を繰り返す。
チョン・ウヒ演じるヨニの可憐さがひきたつが、憎らしさも感じてベストな配役だと思う。

ラストシーンは印象的。
どろどろの話が美しく絵のように感じる。

ソウル(京城)は終戦をあのような感じに迎えたのだろうか。

惜しむらくは日本語の下手さと相変わらずの着物の着付けのおかしさ。
日本人スタッフを入れて映画を撮るのは難しいものなのだろうか。

聴きごたえのある歌唱は、吹き替えによるかぶせかと思ったら本人の声らしい。すごい。

見ておいてソンはない、おすすめ!

愛を歌う花 映画情報

公開年:2016年
上映時間:120分
原題:해어화(解語花)
監督:パク・フンシク

愛を歌う花 キャスト

ハン・ヒョジュ:チョン・ソユル、妓生
ユ・ヨンソク:キム・ユヌ、作曲家
チョン・ウヒ:ソ・ヨニ、妓生
パク・ソンウン:平田清、総督府警務局長
チャン・ヨンナム:サンウォル、券番長
イ・ハヌィ:事務長
リュ・ヘヨン:キム・オクヒャン、妓生
チャン・インソプ:ホンソク、京城クラブ社長
キム・スアン:幼いソユル
武田裕光:憲兵将校
ファン・ビョングク:警務局参事官
チャ・ジヨン:イ・ナニョン、歌手