実際の事件をもとにした、刑事と連続殺人犯との駆け引き。
昨日チュ・ジフンの映画を見たばかりだが、今回は狂気の殺人鬼、年齢を重ねるごとに素晴らしい俳優となっている。
対する執念の刑事(デカ)はキム・ユンソク。最高の組み合わせ。まさに自分が一番好きなジャンルの韓国映画。
探偵もの、推理モノに関しては、日本のほうが物語の面白さは上回っていると以前書いたことがあるが、こういう人間ドラマ、俳優の演技でもっていくような映画は韓国のほうが完全に勝っている、と自分は思う。
本当に憎らしいチュ・ジフンの狂った演技が最高。イケメンとは思えない最低っぷりだ。
ただ、ただである。今まで韓国映画を数百本見てきて、若干目が肥えてきた自分としてはもう一つパンチが少なかったというか、実話ベースだから仕方ないのかもしれないが、ちょっとパンチに欠けていたかもしれない。
殺人の追憶を超えるまでにはなかなかね、、
とはいえ、十分十分及第点(生意気な言い方dが)の映画なので韓国サスペンスのファンならたぶん満足のいく、鑑賞コレクションの一つになるとは思う