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韓国映画『群盗』感想

4.0
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群盗(字幕版)

群盗 あらすじ

1862年、朝鮮王朝第25代哲宗の時代。
自然災害や飢饉のために民の暮らしは悪くなる一方、両班は富をむさぼり贅沢な暮らしをしていた。

白丁であるトルムチ(ハ・ジョンウ)は、大富豪の庶子であるチョ・ユン(カン・ドンウォン)の依頼を断ったために母と妹を殺され、復讐に燃える。
その頃、智異山には群盗と呼ばれる義賊がおり、悪い両班を襲っては民に食料などを配布するなどの活動をしていた。

群盗 感想

自分の大好きな映画『工作』の監督であるユン・ジョンビン監督の前作、
以前から見てみたかった。

主演はハ・ジョンウ、そして敵役にカン・ドンウォン。
泥臭い野武士たちの中で、カンドンウォンの青白い美しさが際立つ。

この映画はおそらくだが、黒澤映画と西部劇から影響を受けている。だからキルビルっぽくもある。
オープニングから警戒で曲がかなりウエスタン映画っぽく、コメディ感もあって痛快アクションコメディ風かと思いきや、、結構人が死ぬ。
この辺も黒澤映画っぽいともいえるかもしれない。

とにかくキャストがこれまた豪華。なんといってもマブリーも出ているからね。
まだ少し今よりだいぶスリムかもしれない、アクションシーンだけでも見る価値あり。

ところでイ・ギョンヨンが出ているとどうしても裏切りそうな気がするのだが、今回はどうだろう。
生臭坊主役もなかなかいい。

息もできない』のヨニ役のキム・コッピもちらっと出ている。

5部に分かれた構成や、ナレーションなど、ちょっと不思議な感じのする作り方。
ドラマのダイジェストを見ているような気分もあったが、
監督がすごく楽しんで撮影したんだろうなということがうかがわれる。

話の内容的にはそこまで深いものではないが、見ごたえのある良い作品だったと思う。若干グロいが画面はバエている。
赤ちゃん可愛かった。

群盗 映画情報

公開年:2014年
上映時間:137分
監督:ユン・ジョンビン
原題:군도:민란의 시대(群盗:民乱の時代)

群盗 キャスト

ハ・ジョンウ:トチ、トルムチ、白丁
カン・ドンウォン:チョ・ユン、大富豪の両班の庶子、最強の武官
イ・ギョンヨン:テンチュ、生臭坊主
イ・ソンミン:テホ、軍盗の頭
チョ・ジヌン:イ・テギ、戦略家
マ・ドンソク:チョンボ
ユン・ジヘ:マヒャン、弓の名手
チュ・ジンモ:ソン・ヨンギル、地方長官
ソン・ヨンチャン:チョ・ウォンスク、チョ・ユンの父
チョン・マンシク:ユン家ヤン執事
キム・ビョンオク:捕使
キム・ソンギュン:チャン
キム・ヘスク:トルムチの母
ハン・イェリ:コッチ、トルムチの妹
イ・デビッド:チョ・ソイン、チョ・ユンの異母弟
キム・コッピ:チョンシム、チョ・ソインの妻