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韓国映画『狼たちのバラード』感想

1.5
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狼たちのバラード (字幕版)

狼たちのバラード あらすじ

日本国内における韓国社会を牛耳るソンホ一派のもとで働くKとタツヤとジュノとユウジ。彼らは固い友情で結ばれていたが、地元の権力者が繰り広げる権力争いが強まる中、タツヤが逮捕されたことをきっかけに、Kとジュノの関係にヒビが入ってしまい…。

狼たちのバラード 感想

悪い意味で韓国版Vシネマ。

北村一輝そっくりな俳優だなと思ったら本物の北村一輝だった。
高知でロケ。よさこいの情景が流れる。
掴みはよかった。

主演はハン・ガインの旦那、ヨン・ジョンフン、朝ドラ俳優としてはベテランだが、映画の実績はあまりない。

2005年に撮影されたのがお蔵入りになっていて2013年に配給されたそうだ。
どうやら日本のヤクザ映画をもとに作られたらしく、まさにVシネだ。

自分は先日、日本製Vシネマ『代理戦争 やくざX韓国マフィア』を見てそのクオリティにかなりがっかりした。
まあ、Vシネマというのはこういうものかと思う事にしたが、韓国のクオリティで撮ったらどうなるかなと思っていた。

この作品がその願いを実現してくれたのだが、違う、そうじゃない。
絵は丁寧で綺麗、映画としての及第点は出してると思う、セットは安っぽいが。

序盤から甘い人生のオマージュみたいな場面が出てくるのだが、脚本がなんともお粗末。
登場人物たちにあまり感情移入できず、ただノワールっぽいシーンを次々流しているだけ。

チングとか、香港映画の男たちの挽歌とかその辺の感じを撮って見たかったんだろうなというのだけはわかる。

韓国での評価は最悪レベル。北村一輝の無駄遣いと韓国人にすら言われる。

なんと「実話」らしいが、そんな設定必要かな?

北村一輝が出ててロケ地が高知で韓国人が作ったVシネマときいて興味がある、ヒマな人だけどうぞ。

狼たちのバラード 映画情報

公開年:2013年
上映時間:87分
原題:좋은 친구들(良い友達)
監督:チン・ヒョンテ

狼たちのバラード キャスト

ヨン・ジョンフン:K
イ・ジフン:ジュノ、在日韓国人3世
北村一輝:タツヤ、帰化人
チェ・ジョンウォン:ナツミ、看護師、Kの恋人