ナチュラル・シティ あらすじ
韓国発、近未来SFスペクタクルアクション超大作。
2080年、メッカ・ライン・シティという巨大都市に変貌したソウルでは、遺伝子工学の発達が頂点を極め、アンドロイドと人類の共存が可能となっていた。
しかし離脱したアンドロイドによる犯罪の増加が街を荒廃させていた。
有害なアンドロイドの除去を行うMLPCの特別捜査官R(ユ・ジテ)は激務に追われる中、一人のアンドロイド・リア(ソ・リン)に出会う。
ナチュラル・シティ 感想
映像はハイレベル。悪くないんじゃない?
自分は、オールド・ボーイですっかりファンになった、かっこよくないのにかっこいいユ・ジテ目当てで見た。
プロットだけ見るともろブレードランナー。ただ全体の雰囲気は攻殻機動隊のほうが近い。
ドールと呼ばれるアンドロイドのリア(ソ・リン)はエヴァンゲリオンの綾波レイのイメージに思える。
ポールダンスのシーンがとてもすてきだった。
透明感というかわるくいえば整形じゃないかと思える、本当に人形のような美しさ。
このはかなげな雰囲気は韓国女優ならではだと思ったな、これは西洋人には無理だと感じる。
また、敵ドールが対照的にとてもかっこ良かった、思い切りマトリックス・トリニティからインスパイアされだろうなというシーンもあり。
それにしても韓国映画はゲロが好きだなあ。僕の彼女はサイボーグもそうだったけど。
ゲロは必須なのか?と思うほど。
脇役も非常によかった。
声のいいハゲことユン・ジュサンや、19の純情ハラボジ、シン・グなど、一見SFが似つかわしくない俳優の別な一面もみれてよかった。
ジロ博士のチョン・ウンピョも気持ち悪くて良かったなあ。いい俳優さんを知った。
ただ残念なのが、もう一人の主演女性キャラ、シオン(イ・ジェウン)の必要性が余り感じられなかった。
感情移入できなかっただけかも。主人公Rが命をかけて突入するほどの存在とも思えなかった。
アクション・CGはかなりがんばっていたのでは?
最初から思い切りおっぱいが出たり、売春的なシーンもあるが、ハリウッド映画(ターミネーター1とかさ)より全然えっちくはない。
家族でぎりぎり見れるかな?
終わり方が悲しいので、あまりいい気分になれる映画ではない。話じたいは、うーんって感じ。
韓国映画でSFはじめてなので加点。
ひとことでいうと「悪くはない」映画。
韓国SFはどんなレベルなのか、抑えで見るといいかも。
ナチュラル・シティ 映画情報
公開年:2003年
上映時間:114分
原題:내츄럴 시티(ナチュラル シティ)
監督:ミン・ビョンチョン
ナチュラル・シティ キャスト
ユ・ジテ:R、不法アンドロイド除去要員
ソ・リン:リア、アンドロイド
イ・ジェウン:シオン
ユン・チャン:ノマ隊長
コ・ジュヒ:アミ
チョン・ウンピョ:Dr.チロ
シン・グ:警務官
オム・チュンベ:ノ・チャンシク博士
ユン・ジュサン:晴天主人
チョン・ドゥホン:サイファー、戦闘用アンドロイド
イ・ギヨン:ナイトクラブ支配人